昭和二十六年八月八日 『御教え集』一号 (8)

御伺い 私の夫五〇歳は以前より胃病にて困っておりましたが、昭和二四年四月多量の血液を嘔吐してからいっそう悪化したので、その後医者や薬と手当てをやったが効果なく、今年の一月ごろよりいっそう悪化して床につくようになりました。

 今年の三月救世教のありがたいことをお聞きして、私が御守りをお受けして毎日浄霊をさせていただいております。家の都合で御神体はお祭りしておりません。

 三月以来激しい痛みが続きましたが、お蔭様で痛みは少し楽にさせていただきましたが、毎日二回は食べたものを嘔吐いたしますので、そのためか便通は少なく、身体は日に増し衰弱してたいへん痩せました。四月ごろの痛み激しかったときより、よほど元気づいておりましたが、近ごろの暑さのためか急に弱ってきました。また毎日二回嘔吐することは、なにか霊的の関係がありましょうか。また薬毒の浄化でしょうか。

 浄霊する主な所を御教示願います。

御垂示 これはたいへんな薬毒ですね。胃の悪い人は薬毒が多いものですがね。衰弱が増すんですね。それから食物を吐くということも良くないな。それから光明如来様をお祭りしないということも困りますね。なんとかしてお祭りして、浄霊は背中ですよ。さっき言った通り、胃の後ろ辺りですね。そこを主にする。次は腎臓ですね。浄霊はそれだけです。それから光明如来様をお祭りして、

御伺い 引き揚げ者で、アパートで二階の下に住んでおり、主人がずっと病気で赤貧洗うがごとくでありまして。

御垂示 そうかといって、二階の下にいたのでは、絶対祭ることもできないし……難しいな。嘔吐は非常な薬毒ですからね。薬毒にもいろいろありますからね。これは強い悪い薬の毒ですね。やはり薬毒があるために嘔吐するんですからね。ちょっと難しいんじゃないかと思いますがね。