昭和二十六年八月八日 『御教え集』一号 (5)

御伺い 昭和二五年五月入信させていただきましたが、昭和二四年三月梅毒の感染にて医師の勧めにより六百六号二五本打ちました。一年後血液検査の結果、強陽性でありましたが、身体に異常ありませんので結婚いたしました。二五年五月お道のありがたいお話しをうけたまわり、夫婦揃って入信させていただき、その後感謝の日を送らせていただいておりますが、夫婦とも時折腰が痛み身体のだるいときがありますので、本年五月夫婦で血液検査を受けましたところ二人とも強陽性(三プラス)とのことにて医師は治療を勧めます。放任しておけば恐ろしいことになるといろいろ申します。医師の言葉は別に気にはいたしておりませんが、現在では二人とも時折腰が痛く身体がだるいときがありますが、別に仕事には差し支えない程度でございます。

 毎日御浄霊をいただいたほうがよろしいでしょうか。もっと浄化の起きたときに御浄霊をいただけばよろしゅうございましょうか。毎日御浄霊をいただいていれば強陽性が陰性に変わるものでございましょうか。

 右いかががいたしましたらよろしゅうございましょうか。御教え賜わりたくお願い申し上げます。

御垂示 これは陽性も陰性もないですよ。梅毒なんてじきに治ります。梅毒なんて一週間で治ります。この六百六号が悪い。腰が痛いのは絶対に六百六号です。梅毒は痛みもかゆみもない、無感覚のものが梅毒ですがね。しかし六百六号でも、昔は強いのをやりましたが、いまはお医者さんのほうで判ったのか、気がきいているのか、昔ほど強いのはしないが……二五本というのだから水みたいなものだね。中には金儲けのために六百六号するのもずいぶん聞いた。自分の近所の薬局に遊びに行って……用でなくて……ちょっと寄って話した。「六百六号打っております」と言うと、「どこで」「あそこで」と言うと「道理で私の所から持って行くよ。いくらで」……「いくら」と言うと「そんならずいぶん儲けている」と言っていた。浄霊は腰の痛いときそこだけ浄霊する。だるいというのはそこから熱が出ている。六百六号が垂れてそこに浄化が起って、その熱で体がだるいのですからそこだけやれば良い。

「『御教え集』一号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年08月08日