〔 質問者 〕絵画のことですが、日本画の啓書記とありましたが、やはり墨絵で、私の持っておりますのに、松と鷹の絵ですが、啓処とかいてありますが。
啓書記という人は、なにしろ非常にうまいですから、うまけりゃ、啓書記と思えば良い。私は一番好きです。日本画じゃ啓書記が好きです。啓書記というのは足利時代で、支那から帰化したと言う説がありますがね。そうかもしれないですね。あれがだんだん狩野派となって来た。啓処というのは弟子かもしれないね。
「『御垂示録』一号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年08月08日