昭和二十六年八月八日 『御垂示録』一号 (26)

〔 質問者 〕戦争中、長野に疎開し、実父は叔父の家で死亡し、仮埋葬し、土葬で八年経っております。最近大宮で実母が亡くなり、実父と一緒にしたいと思いますが、いかなる処置をいたしましたらよろしいでしょうか。

 手段ですね。穴を掘って持ってくるか、霊だけかと言うのですね。八年経ったら霊だけで良いですね。宗旨は同じですか。
  

〔 質問者 〕真宗と申しておりました。

 そうすると、お寺は違うわけですね。お寺はきまっているんですね。叔父さんの所にあるわけですね。あとで墓がぶっつぶれるわけじゃないね。それじゃ霊だけで良いですね。大宮の坊さんに頼んで霊を移してもらいたいと言うと、お寺のほうで良いようにしてくれますから。

「『御垂示録』一号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年08月08日