昭和二十六年八月五日 『御垂示録』一号(7)

〔 質問者 〕鳥取県I郡T村は日本海に面した二、三百軒の漁師部落で三、四十人の信者がおりますが、メシヤ教に入信すると、その翌日よりの漁業の収獲が悪く、その部落での最大収量のものを一〇〇%とすると、七、八十%獲れていた者が入信した場合、四、五十%しか獲れなくなります。二人乗りの舟で七、八十%獲れていた人で、三、四十%程度しか獲れず、すでに一年半くらいになりますが相変わらずです。メシヤ教のことを悪く言う人は一二〇%くらい獲れております。三、四軒の家の発動機が壊れましたが、それもすべて信者の家でございます。また大きな漁船を持っている所も、収獲がございません。なお、病気では大いにお蔭をいただいております。三軒の家では御神前にお供えものをするために漁に行きましたところ、そのときは鯖の時期でありましたのに鯛が一尾獲れました。先生がお出でになると時期外れなのに蟹が獲れたりします。

 その部落は、いままで天理教の信者であり、本教に入信いたしました者も天理教より替わってきた者でございます。

 大阪より転居してきた家では四月二〇日より大光明如来様を、他の一軒では光明如来様をお祀りさせていただいております。光明如来様をお祀りした方の家は、いまより一カ月くらい前から、どうにかよそなみの収量があり、その前の一年半くらいは獲れませんでした。

 宗教に関係がある。もっと光明如来様をお祀りさせなければ。天理教の神様の邪魔がある。そのうちにだんだん邪魔ができなくなり、だんだん獲れるようになる。獲れないのは一時的現象です。
  

〔 質問者 〕山口県にも同様のことがあり、光明如来様をお祀りしてからだんだん良くなりました。

 やはり霊界の邪魔なんです。一時先方が勝つが、だんだん神様の力が強くなると、こちらが勝つ。ミロクの世までこの戦いは続くんです。

「『御垂示録』一号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年08月05日