昭和二十六年八月一日 『御教え集』一号 (3)

御伺い 私の息子二四歳は本年一月より体具合が悪く、医師の診察を受けましたところ、膀胱および腎臓が悪いと言われ、いろいろと医療を加えて行くうちに、二カ月目に膀胱腎臓結核と言われ、腎臓の手術を勧められましたが、そのままで切らず三カ月放任し、五月中旬ごろより御浄霊を受けております。お蔭様で腰痛は取れ、いままで小用するたびに膀胱が痛みましたがそれも少しは取れましたが、まだ小用するたびに少し痛みます。最近は特に食事が進みません。

 ちなみに昭和二三年九月長女K(一九歳)は腸結核にて死亡、続いて二四年六月夫は心臓、肝臓、腎臓病にて死亡本年七月一九日次女A(一九歳)は喉頭結核にて死亡しております。家には光明如来様御屏風観音様とも御奉斎させていただいております。御浄霊は特にどこをさせていただいたらよろしいでしょうか、また子供の死亡は成長してから死にます。幼いときはみんな元気ですが、なにか霊的に関係がございましょうか、お伺い申し上げます。

御垂示 これは、やっぱり医学の犠牲になるわけですね。かえって、一人子供が死ぬと、この次には用心して医者をよけい頼るから死ぬ。そういうとき、お医者様はおどかしますからね。手後れだとか言って、別に手後れじゃないですね。やはり、系統とか、血統とか、体にもそういう点はあるんですね。腎臓の系統ですね。ですから腎臓を良く浄霊してやればいいですね。それから、膀胱は痛い所、そこを浄霊する。こういうのは、小便にそうとう薬毒が入っているから、膀胱の粘膜を刺激するんですね。こんなのはなんでもないですよ。少し気長にやれば治ります。腎臓を切らなくて良かったですね。小用するたびに少し痛むというのは、腎臓から尿道に行く出口あたりでしょうね。

「『御教え集』一号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年08月01日