御伺い 今年六月一四日入信されました四〇歳の男(職業、樋屋)でございますが今年三月ごろより手足の関節が痛み、特に手首、足の踵が夜中に痛むそうで、また胸部もたまに痛むそうで、身体が非常に痩せております。食事はふつうで起きております。医者にはほとんどかかっておりませんが、以前カルシウム注射を一〇本自分でしたことがございます。入信前はお灸をしておりました。入信後は御浄霊させていただいておりましたが、痛みは変わりなく痩せてまいりました。また妻(三二歳)は骨膜炎で手術いたしておりますので右膝関節が曲がりません。この家は代々子供がなく右の夫婦も養子でございますが二人の子供がございます。
右は霊的になにか関係がございましょうか、お伺い申し上げます。
御垂示 これは別に霊的に関係はありませんよ。足首、踵は元は薬毒が固まっているんだから、浄霊してやればだんだん良くなります。非常に固まっているんですね。 カルシウムの注射は、これとは関係ありません。 痩せてまいり……というのは、痛む所に微熱がある。それで痩せるんです。それで、良く押してみて痛い所を浄霊するんです。治るはずですがね。浄霊に力が入るんでしょう。だから治りが悪いんです。骨膜炎で手術……筋さえ切ってなければ治りますがね。子供がない……子供がないくらいだから、そうとうメグリの多い家庭だね。
「『御教え集』一号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年08月01日