昭和二十六年七月八日 特別御面会御光話 午後の部(18)

--御神体を奉斎した家の稲荷を、このたび、本山にお帰りを願い、稲荷の好きなものを供え、祀ってあげましたところ、しばらくたって、「さびしい、さびしい」と言って憑ってきましたが、いかなるわけでございましょうか。

 この稲荷はなに稲荷ですか。

--伏見稲荷でございます。

 伏見、豊川の稲荷は霊格が高いから、御神体を祀ってから、一年経過してから帰ってもらわぬとさわる場合がある。一年たってから帰すと、かえって霊格が高くなって帰るから、仲間にもハナが高い。狐霊界はおもしろいものですよ。

--祈願祭の場合、祝詞奏上して言葉でお祈りお願いいたしてよろしいのでしょうか。

 それでよろしい。

「『特別御面会御光話』神和会,岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年07月08日