お筆先があって、あれがたいしたものだった。『霊界物語』とか。いま、ああいうのは民主主義と違うからね……根本からね。それで、それを宣伝に使うことができない。ところが、それを使わなければ生命がない。「日本は神国、外国は獣の国であるぞよ」「今に艮の金神が返報返しを致すぞよ」なんてね。もう、大本教の御用もすんでるわけです。天理教の御用もすんでるし、仏教の御用も、キリスト教の御用もすんでる。いままではたしかに必要だった。だからこれからも必要だとはいかない。時に応じて変わっていく。いままでは治ったようだが、これからは死ぬか、浄霊を受けるか、どっちかです。そこまで来ますね。だいぶ近づいて来ているからね。だから、楽に信者が増えればいいんです。楽にどころか、先のほうで「頼みます」と言って来る時期でなければ本当じゃない。そういう時期が来るんです。
「『御垂示録』六号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年07月01日