昭和二十六年七月一日 『御垂示録』六号(3)

〔 質問者 〕西宮の会社で井戸を掘ったところ、奇妙な石が出て、行者に見てもらいましたところ、祀るようにと言われ、祀っておりましたが、支社の九州中津で井戸を掘りましたところ、西宮に出た石と同じ石が出たそうです。それで、夫婦だろうというので西宮の石を中津に持って行きましたところ、石が出てから非常にさかんであった本社がだんだんさびれてまいり、どうしたら良いかと相談を受けましたのでございますが、いかがいたしましたらよろしいでございましょうか。

 西宮のほうは、光明如来様はお祀りしてますか。
 

 〔 質問者 〕社長室には御額をお掛けして、自宅には光明如来様をお祀りしております。

 それはね、やり方が逆になっている。分工場に一緒にしているでしょう。本社に祀るのが本当です。分けて良いけれど、祀るとすれば本社に祀るべきです。支店のほうに祀るというのが違う。いっそ、別れ別れにするか、本社にするかどっちかですね。その土地から出たということは、その土地から離れてはいけない。最初、本社から出たのだから、やはり本社に祀るんですね。それから支社に出たんですね。位の上のものが行くんだからね。すべて理屈に合っていなければならない。行者の間違いです。しかしおもしろいですね。同じ石とはね。なにしろ、本社のを向こうに移すのはいけないですね。支社のほうはどっちでもかまわないです。西宮の石が、そうしてもらいたいのです。たいがい龍神ですからね。

「『御垂示録』六号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年07月01日