私は世界一になるつもりですから……金持ちも世界一にね。アメリカの金持ちはだれかと思って、調べてみたいと思ってね。それより上になれば良いんだからね。医学のほうじゃ世界一だがね。医学と宗教は世界一です。
なお宗教と言うと、いままでのは野暮臭い、爺臭い。いやに湿っぽいんですがね。天理教なんかときたら、いやに湿っぽいからね……着物を着てね。
〔 質問者 〕天理教のほうで、メシヤ教の力は一時的だから、迷っちゃいけないと言われておりましたが、今後の天理教の目的は病院を作ることだということで、がっかりして、入信いたしました人がございます。
だいたい、天理教があれだけできたのは病気治しです。先には良く治ったんです。昭和六年から治らなくなった。天理教は月の神様ですからね。だから女が教主になった。素盞嗚尊の系統です。いままでは月の神様の系統ですからね。だから、お釈迦さんを変性女子と言った。キリストも女の系統ですね。素盞嗚尊の系統です。ですから、男の系統は救世教が初めてですよ。大本教の教祖も女ですね。代々女です。夜の世界じゃ、女が……月が、一番です。月の光で、ともかく闇がそれだけ明るかったからね。昼間になると月の光がいらなくなるからね。それで、昭和六年から病気が治らなくなった……天理教はね。その結果病院を作るとか、病気は医者が治すとか言い出してきた。だから、別に天理教が嘘言ったわけでもなく、間違ったわけでもない。時期が違ったということです。それで、そうなる。
メシヤ教だって、観音会時代はそう治らなかったですよ。私が治すのが、いまみんなが治すくらいだったですからね。それは、まだ太陽が出ていなかったからです。年々太陽が出てくるから奇蹟が出る。だから、日が経つに従って、いままでよりよけい治り、奇蹟もある。それに引き替え、月の系統のほうはだんだん反対になる。日本人全部が信者になると言ったが、そうです。太陽が上って月を拝む人はないからね。しかし、そうかと言って、月というものは、ぜんぜんなくなったのではない。あるのだから……前は月が主だったのが、今度は太陽が主になった。月がなくては……水がないと、火は燃えないから。そこで、明の字ですね。明主と言うのはそういう意味です。明治というのも、そういう意味なんです。明治から昭和……私は明治に生まれたんですね。