--先月二六日の神戸に於ける「第一放送」の街頭録音での結核問題で、信者さんが出て
一、早期診断ということを言うが、いざ病気になったら治らない。
二、医者の診断に対して信頼がおけない。
というようなことを申したそうです。すると、博士は「病気を治すに信仰も良いが、邪教に金を出すくらいなら栄養を食いなさい」と言ったので、邪教と邪教でないのとの限界をうけたまわりたいと言ったそうです。
それはおもしろかったですね。偉いですねその人は。勇気があります。結局、世間が認めざるを得ないことになりますから、もう少しです。神戸なら、かなり田舎ではないからね。効果がある。実際、さっき二つの例をあげましたが、ああいう顕著な例が解らないはずはないんですから。どうしても、あれほどはっきりしている例はない。結局、時間の問題ですよ。本当に良いものは遅かれ早かれ解るものですから、そう悔しがる必要はない。急る必要はない。
似ているどころじゃない。ぜんぜん反対なんですから。それを、いきなり言ったら、びっくりして逆作用を起す。なにしろ神様がやっているんだからね。もっとも、たいした違いがなければ、神様でもなんでもないですからね。しかし、ただ驚くべきことは、よくも反対に発達したものだと思いますね。一生懸命に……結核早期診断とか、早く判ったほうがいいとか……いまの話のようにね。そうすると、神経がそれだけ病気になってしまう。と言うことは、結核にしてしまう。ところが、幸いになんでもないと言われたから良いが、二人まで言われると、精神的の打撃で本当の結核になるのはあたりまえです。それに、毒をやるからね。最初、神経戦術でやっつけておいて……どうしても結核になりますよ。レントゲンに写ると、曇りがあるとか、空洞があるとか……写るんです。それは、痰を溜めておいて、それをレントゲンで撮ると、写るように作ってある。よくもこれほど、製造法が発達した。なんの疑いもなく、それで結核を蔓延させないようにと言ってやるんだからね。その巧妙な手段は感心しても良いくらいです。だから、結核はますます増えていく。このままでいったら日本人はほとんど肺病になる。新しい薬ができて喜んでいますがね。ストレプトマイシン、ペニシリンとかあるが、実に効かないどころじゃない、それがために悪くなったのはたくさんありますからね。他のことはなかなか発達して……原子科学などと……発達しているが、病気に対しては逆であって、本当の発達でないんですからね。しかしそれは、霊というものを知らないからね。見えるものだけで考えるからしかたがないので、もっとも、それで良いとも言える。もしそれで解ったらわれわれのほうは発展することもない。間違っていればいるほど、こっちのほうのやることが値打ちがある。神様はうまくやっている。今度の新聞で書きましたがね。人類が最初から神様ということが解ったら物質文化の発達はなかった。神様を認めなければこそ、物質文化は発達したんだからね。だから、なんだかんだ言うけれど、いままでのやり方で良かったんですね。いずれは人類全部に解るんですがね。ただ、われわれのほうは早く分かった。まあ、先覚者ですね。ちょうど、いまはおもしろいんです。大変わりをする線の所にいるんですね。