--御論文をいただきますと、「日本文化の特異性」のところに、日本人の特長、使命といったものを、解りやすく説いていただいてあります。平和的芸術国家でなくてはならない。そういった方面に伸びると言うお言葉をいただき、私なりに感ずるのでございますが、日本の場合は客観的なものとお話いただいたのでございますが、あれだけの支那芸術ができますまでの関係を。
日本、朝鮮、支那、これで三位一体になる。日本が火で、朝鮮が月で、支那が土になる。五六七と言うと、日本が五で、朝鮮が六で、支那が七になる。そのくらい密接なものです。だから、支那芸術は立派なものができるのはあたりまえです。三竦みというのがあるが、あれはおもしろい。日本が蛇ですね。朝鮮が蛞蝓。支那が蛙。日本は龍神の国です。日本の国の形は龍の形ですね。
もっと徹底したいが、未だ講和にならないですからね、日本人の優秀性をアメリカでは非常に嫌うんです。だから、あんまり深く言えない。日本人は非常に優秀性があるんですがね。戦争に関したことじゃない、平和的なことです。だから、そうたいして悪くはないんですが、やっぱり誤解されますからね。平和的に優秀性ということの平和的を取って、優秀性だけを言われたりすると誤解されますから。そういうこともアメリカ辺りで、知っている人もありますね。日本は不思議な国だ、とね。全世界のあらゆる文化を取り入れていますからね。日本くらい、そういった……日常生活だって、日本人は洋食も食えば、支那料理も食えば、お茶漬に香のもので食うし……支那人や外国人は、日本人のように豊富でない。しかし日本には消化できる。音楽でも、芸術でも……支那人は油絵が上手なのはないでしょう。それから、西洋の音楽はないですからね。だから、西洋人は不思議だと言っているそうです。支那人には理解できなくても、日本人には理解できる。支那人にはベートーヴェンなんか聞く人はないそうです。日本人は漢字も書けば、横文字も書けば、仮名も書く。支那人は漢字と横文字はやるでしょうが、仮名は使わないでしょう。だから、日本人は不思議な民族ですね。昔は、大本教で宣伝したことがあります。日本はデパートだとね。組立工場だ。つまり、それほど日本人はいろんなものが、豊富なんですね。なんでも食う。なんでも味が解る。そういった国民性ですね。ところが、そいつが夜の世界の間は邪神が勢力を得ていたから、それで戦争を大いに奨励した。ところが本来そうではない。戦争で、コリゴリさせて二度としないようにしてしまった……神様がね。それが、こんどの敗戦ですね。それで初めて、日本人としての天職をやるということになる。日本が負けたということはたいへんなことです。八月一五日は、大いに祝わなくてはならない。とても想像もつかないようなたいへんなことがある。ちょうど、時期がそういうふうになって来たんですね。ですから、もう霊界のほうじゃ、ドンドン地上天国ができつつあるんです。しかし長い間の罪穢れが溜まっているから、掃除をされる。その掃除を、神様がどういうふうにされるかということが問題です。建設のほうも肝腎だから、差し障りがないように掃除される。そういうところが深遠微妙です。