昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(天文、地文、易学、人事)(5)

御伺い 潮の満干が人間の生死に関係するわけ。

御垂示 潮の満干は月の引力によって起るので、月の引力とは月の呼吸作用である。月も一日一回ずつ呼吸するわけである。

 太陽は人間の霊の本であり、人間の体の本は月である。故に胃、脳、腸、腎というように、人体内の機能の大方は月の字が入っている。ただ心臓の心は月がない。これは太陽からの火素を吸収する器官だからである。心臓の心の字の右の点を左へおけば火となるのもおもしろい。

 かくのごとく人間の肉体は月と密接な関係があり、月の霊線は肉体と繋がっているので、月の呼吸が人間の生死に関係するのである。

「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p310」 昭和26年05月20日