昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(浄霊および信仰)(37)

御伺い 憑霊と問答を自由にできねば御浄霊施術上不完全ではないでしょうか。また憑霊と問答なし得ることを体得するには、いかがしたらよろしいでしょうか。

御垂示 これは危ないことだ。憑霊現象は気をつけないといけない。弊害もある。憑霊に口きらせるとその人にいろんな霊がかかる。その結果精神病になりやすい。霊問答はだれもが好奇心をもつが、問答は求めてすべきものではない。浄霊の場合、先方から霊が浮いて出ることがある。そういう場合、問答するのは自然であるから差し支えない。そういう場合は霊の目的をきく。また動物か人霊かをきくのであるが、憑霊はたいてい祀ってもらいたいようなことが多い。その他狐がからかうこともよくある。そういう場合騙されまいと努めるよりは、馬鹿になって騙されてやるとかえって早く暴露する。

「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p362」 昭和26年05月20日