昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(浄霊および信仰)(35)

御伺い 動植物の病気もやはりそれぞれの霊の曇りの浄化作用なのでしょうか。また動物の霊界においては霊の向上などにより変動があるものでしょうか。

御垂示 この場合獣類、学問上は人間も動物にしているが、動物と植物とは違う。植物には浄化はない。なぜかといえば罪を犯すことはないからである。下等動物ほど罪はなく、罪は人間だけである。人間は自由を与えられている。自由があるから地上の経綸ができる。獣類とても人間は自由に使える。植物には浄化作用がないが、黴菌や害虫が発生するのはなぜかというと、植物は人間に支配されているから人間の罪が植物に反映し、害虫などが発生する。松食い虫なども人間が霊界を曇らすからである。すべて地球上あらゆるものは人間本位である。一家が栄える場合とか徳を積んでる主人の庭先の樹木は勢いがよい。であるからその屋敷の樹によってその一家の盛衰が判る。松は一番感受性がつよい。従って木には霊の向上などない。いっさい人間次第である。

「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p361」 昭和26年05月20日