宗教と科学
御伺い 宗教と科学の関係、および両者とも永久に必要でしょうか、どちらか不要になるときが来るでしょうか。
御垂示 これはどちらも不要なものでなく、どこまでも進歩発達すべきものである。少なくとも宗教がなかったら人類の罪穢は溜まるのみで、それによって生ずる毒素の堆積は人類を破滅することになる。それは浄化のため大天災が続くからで、また科学がなかったら人類文化は進歩しない。
宗教と科学は同じものであることはすでに『信仰雑話』で説いた。従って、科学で説明のできない宗教は本当のものではなく、同時に宗教で説明できない科学も本当のものではない。
「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p289」 昭和26年05月20日