昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(霊および霊界)(28)

御伺い 銀杏の木を切ったら一里四方くらい実が成らなかったが(男の銀杏の木)いかなるわけでしょうか。

御垂示 これは銀杏の本だったに違いない。そのためその枝になる他の銀杏もおのずからそうなったので、霊的に繋がっているのである。実に神秘の木である。松も柳も神秘である。古い銀杏ほど霊が憑る。三十三間堂柳の由来のごときも、龍神の霊が憑依していたのである。松は男龍、柳は女龍ということになっている。かつて宝山荘の入口に右に松があったので、私は左に柳を植えたが、これは男龍女龍の意味である。松も柳も皮が龍の鱗に似ている。

「『教えの光』、1951-05-20、岡田茂吉全集講話篇第五巻p336」 昭和26年05月20日