昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(宗教、科学、哲学、芸術)(27)

御伺い 珠数はいかなる意味がございましょうか。

御垂示 数は一〇八つある。百八煩悩といって、人間の煩悩は一〇八あるという、その煩悩を絶つという意がある。霊統が絶えないよう繋がるという意味もある。

 除夜の鐘も一〇八つ打つが、百八は非常に意味がある。百という字は十を十集めると百すなわち十十で、十十を合わすと井の字の形になる。すなわちミロクの世の形になる。また十字架の形にもなり、経緯結んでいづのめという意味である。八は開く形で、無数の数を表わす。

「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p305」 昭和26年05月20日