御伺い 稲荷を部屋の内に祭ることはよろしくないように伺っていますが、いままで部屋の内に祭ってあった稲荷を庭に祭らせていただく場合の方法を御教示願います。
御垂示 稲荷はやたらに祀り替えてはいけない。怒ってアダすることがある。祖先からあった稲荷は大祖先が稲荷になって守護しているのであるから部屋の中でいいが、中途の祖先が祀ったものは処理したほうがよろしい。その場合お供えものを上げて今日までの御守護の礼を言って、今度光明如来様をお祭りすることとなったからお帰り願いたいと口で言うだけでよい。祝詞は天津祝詞を奏げればよい。
「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p335」 昭和26年05月20日