昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(宗教、科学、哲学、芸術)(21)

御伺い 大神、神、尊、命とどういうふうに違いましょうか。

御垂示 人間の一番偉いのは命といい、ふつう人間が死んでつける。

 尊――これは生きているうちから位のあった人につける。命より上になる。例えば素盞嗚尊などそうである。また神が人間に生まれた場合にも尊をつかう。

 大神――これは主の神を言い、ただ神と申すときはふつうの神である。主神は体はもたれぬが、ただその表現神はある。

 すべて神様のことは固定的に考えてはいけない。融通無碍である。しかし国常立尊のような神は大神と言っていい。次に参考に言うが人間の場合一番上が麿で、次が丸、次が雄、男、夫という順序になる。

「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p301」 昭和26年05月20日