昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(浄霊および信仰)(10)

御伺い 私は東京で戦災に遇い、ただいま他地に住まっておりますが、相次ぐ物心両面の苦しみに堪えかねつつも救いのお道のため、大いに働かせていただきたいと衷心より願っておりますが、それも思うようにできませんが、どういうわけでしょう。

御垂示 これは罪穢がたくさんあるためであり、また大きい使命があるからでもある。大きい使命のある人はより磨かねばならない。それがため苦しい浄化はあっても、その人に信仰のある場合、神様は必ずそれに堪え得るような奇蹟や、いっぽう良いことを与え希望を持たせてくださるものである。故に信仰さえ動かなければ、さほど苦しまず必ず一歩一歩好転してくる。故に結局は良くならんがための苦しみと覚るべきである。

「『教えの光』、19510520、岡田茂吉全集講話篇第五巻p346」 昭和26年05月20日