昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(浄霊および信仰)(1)

御伺い 先日光明如来様の御書体の前で患者を浄霊いたしておりますと、急に家族の者が御書体が動くと言い出しました。振り返ってみますと左右に静かに一定の速度で揺れています。それと同時に私の左肩がつよくしめつけられるようになり、左手が動かなくなってしまいました。御書体は一五分ほど動揺し、その間二回ほど前後にも動揺し、部屋中蜘蛛の巣を張ったように一面光がみたされ、御書体が静止すると同時に私の手も動くようになりました。なにか霊的原因でございましょうか。

御垂示 神様が不思議を見せてくだすったものである。例えばその人に早く信仰を進める必要ある場合に、いろんな方法で奇蹟を見せてくださる。またその人により近隣の人を早く救うとか、その土地を早く開かねばならぬ必要のある場合、不思議なことを見せられるものである。これは光明如来様は紙に文字を書いただけと思うといけないから、生きておることを見せられたものである。

「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p339」 昭和26年05月20日