昭和二十六年五月一日 『御垂示録』六号(6)

〔 質問者 〕国常立尊と伊都能売神との御関係についてお伺い申し上げます。

【 明主様 】 つまり、国常立尊様の子孫というわけですね。そうして位から言うと、伊都能売神が上なんです。(親と子の例をおあげになられ)そうして自分が監督するんです。国常立尊の息子だからね。大本教の教祖様は国常立尊が憑られたんですね。

 時代はあるんです。国常立尊という神様は造物主なんだからね。そのときは大国常立尊と言い、森羅万象を造られた。その次に人間となって、それが単に国常立尊と言う。そのときに素盞嗚尊が……そういう神様が生まれた。しかし、そういう神様は、伊弉那岐、伊弉那美尊からで、伊弉那岐、伊弉那美は国常立尊の子孫です。天照天皇と言うのはぜんぜん隠されているんですね。

「『御垂示録』六号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年05月01日