昭和二十六年五月一日 『御垂示録』六号(15)

 --田舎の習慣で、婚礼のときは土地の産土神をお祀りすることになっていますが、そのときだけ光明如来様をおはずしして、お祀りしてよろしゅうございましょうか。

 どういうように言っても、それはいけないですよ……絶対にいけないですよ。そんな習慣は破っちまえばいい。

  --横にでは。

 それならいいです。一日なら一日とお願いしてやるといい。信仰が徹底しなければ、なかなかできないものです。神様というのは、理由がたてばお許しがあります。

「『御垂示録』六号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年05月01日