--山間部で田が階段状になっており、冷水の侵入をいかにしても、防ぐことができず、藁を入れても、土に混合する前に、冷水のために、ぶわぶわ浮いています。土に完全に混るにもそうとう遅く、土質と藁の量を、大いに考えねばなりません。藁の加減をいかにすべきか、あるいは他に方法を考えるべきか悩んでいます。この点について御教示願います。
藁はそれほど重要視するには当たらない。そういう土地は日の当たる場所へ、溝をできるだけ延ばしてそこを水が通るようにすればいい。つまり、日光で水を温める方法である。
「『地上天国』二十三号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年04月25日