昭和二十六年四月一日 『御垂示録』六号(7)

  --先ほど胸からとおっしゃられましたが、御守り様が胸に近いからでございましょうか。

 それもありますが、そうお願いしてすれば霊をいただくから、そこを通って行く。それはそうとうの……中教会長以上の人ですが、それ以下の人なら、ただ御神前にお上げして、お願いすると良い。「どうかお浄めをお願いします」と、そうしてしばらく……二、三十分で良いです。

  --信者が死んだ場合、そのとき御守り様は、亡骸と一緒につけて良いと言うお言葉でございましたが。

 それは死ぬ人の希望です。それでなければ執着があるからね。

  --残った御守り様はいかがいたしたらよろしゅうございましょうか。

 希望がない場合は、とっといたほうが良いですね……記念という意味でね。きれいな箱に入れて……桐の箱かなにか作って、そこに書いて……何の何某と書いて……そうしてしまっておく。

「『御垂示録』六号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年04月01日