--先ほど胸からとおっしゃられましたが、御守り様が胸に近いからでございましょうか。
それもありますが、そうお願いしてすれば霊をいただくから、そこを通って行く。それはそうとうの……中教会長以上の人ですが、それ以下の人なら、ただ御神前にお上げして、お願いすると良い。「どうかお浄めをお願いします」と、そうしてしばらく……二、三十分で良いです。
--信者が死んだ場合、そのとき御守り様は、亡骸と一緒につけて良いと言うお言葉でございましたが。
それは死ぬ人の希望です。それでなければ執着があるからね。
--残った御守り様はいかがいたしたらよろしゅうございましょうか。
希望がない場合は、とっといたほうが良いですね……記念という意味でね。きれいな箱に入れて……桐の箱かなにか作って、そこに書いて……何の何某と書いて……そうしてしまっておく。
「『御垂示録』六号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年04月01日