昭和二十六年四月一日 『御垂示録』六号(22)

  --開墾地の成績が悪いということはいかがなものでございましょうか。

 どういう土に限らず開墾地は悪いですか。

  --さようでございます、一、二年は。

 土の中で、非常に固まる土ですね。赤土ですね。赤土系統は固まりますから、藁を混ぜると良い。粘土もいけない。固まるんじゃなくて、密度が細かい。だいたい、昔は肥料をやったというのは、そのためなんです。肥料は固まらないと言うのでね。ところが成分を殺すから、本当の物ができない。だから成分を殺さず、固まらせないようにするのが一番良い。

「『御垂示録』六号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年04月01日