--お道に熱心なために気が狂ったので、親父が御守り様を焼いたのですが、また欲しがるのでございますが。
結構です。やったら良いです。
--娘は知らないのでございますが、娘には隠したほうが良いでしょうか。
明かさないほうがいいです。親父こそお詫びするのが本当です。熱心のあまり脱線するのがたまにあり、困りますね。つまり狐ですね……狐が、メシヤ教に入られると自分のことが自由にできなくなるから、狐の強いやつがなんとか邪魔しようとする。親父に焼かせたり、本人を気違いにする。やっぱり時期ですね。ある時期に行くと狐が弱るから、そうするとおとなしくなる。
「『御垂示録』六号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年04月01日