昭和二十六年三月二十五日 地天22 「教えの光」(9)

--出雲は昔素盞嗚尊が出雲の庁を開府し、朝鮮との交通もさかんであり、また、お説によりますれば、現在幽世の大神様は、大国主命とうけたまわり、出雲大社の主祭神は大国主命でありますが、出雲地方の意義につきまして、お伺い申し上げます。

 出雲は、素盞嗚尊が家来を引き連れて、移住した根拠地であるから、朝鮮民族が主で、これを出雲族ともいう。しかしとにかく、日本における外国文化の輸入の最初であったとしてみれば、その功績も大いにあったわけである。また言霊上、出雲とは、いづくもという文字であるから、ここにいて、いづくも靡くという意味であるという説もある。

「『地上天国』二十二号、岡田茂吉全集講話篇第五巻p」 昭和26年03月25日