--先日御神殿を掃除する際、大黒様の槌の柄が折れました。この大黒様は、数十年前からあったものですが、剣を持っておられたのを私が、槌を作って取りつけたのです。また、これと前後して、同じ室内に掲げてある渋井総斎先生の写られた御写真(昨年五六七大祭のときのもの)の中味だけが二〇度くらい傾きました。なにかのお知らせでございましょうか。
大黒様のほうは前のままがよろしいのである。そのわけは彫刻した人の霊が入っていたのを、よけいなことをしたので、霊が抜けてしまったので、要するに傷物になったわけであるから、大黒様の霊はお移りにならないのです。その戒めのため祖霊が折ったのであるから、大黒様は新しく変えなければいけない。
また写真については、私の写っていない写真は、絶対掲げてはいけないことになっているから、これも祖霊の戒告である。
「『地上天国』二十一号、岡田茂吉全集講話篇第五巻p」 昭和26年02月25日