昭和二十六年二月二十五日 地天21 「教えの光」(5)

--いろいろと御教えいただきまして、現象の背後にある御神意を、少しずつ理解させていただけるようにならせていただきました。

 これは宗教的なものの見方とも思われますが、信仰によって一つの人生哲学を学ばせていただいているとも思われますし、また哲学よりも、宗教のほうが本質的なものであると御教えいただいてもおります。現在の私たちの立場はその意味において、宗教以前の段階にあるものと理解させていただいて、よろしいものでございましょうか。真の意味の宗教は、もっと身魂が磨けてから御教えいただくものなのではございませんでしょうか。お伺い申し上げます。

 この質問の最後にチト変な所があるが、推察して答える。とにかく、今日までの宗教ではないよりは結構だが、この世を天国化する力はなかった。これは事実がよく示している。ところが本教は、実をいうと宗教以上のもので、なお未だかつてなかったのである。いよいよ時期到来して、神様は私をして地上天国の基礎を造らしむべき大任を、負わせ給うたのである。

 なによりも御神書をできるだけ読むことだ。それでよく判るはずである。

「『地上天国』二十一号、岡田茂吉全集講話篇第五巻p」 昭和26年02月25日