昭和二十六年二月二十五日 地天21 「教えの光」(15)

--私の家では先祖の墓は名古屋市内のH寺(浄土真宗)にあります。ところが戦時中に疎開地の岐阜県にて祖母と父が死亡いたしやむなくその地のK寺(禅宗)にて土葬にいたし、再度引っ越しましたとき祖母と父の頭髪と爪とをH寺の先祖の墓へ納めて合祀いたしました。

 (一)従って私どもは二カ所に先祖の墓を持つことになりますが、今後は両方の墓のお祀りをせねばならないでしょうか。

 (二)K寺の墓は土葬にして木碑を建てたままなので、今日ではそうとう荒れてまいりましたが、新しき石碑を建てなくともよろしいでしょうか。

 これは一カ所にしなければいけない。無論先祖の祀ってあるH寺に移すべきである。

「『地上天国』二十一号、岡田茂吉全集講話篇第五巻p」 昭和26年02月25日