〔 質問者 〕五年前親のいうまま結婚(養子縁組)いたしましたが結婚生活旬日にして夫が発病、結核療養のため実家に帰り、続いて私が湿性肋膜になりました。そんなことより両家の感情が縺れ、離婚話も出たまま今日に及んでおります。幸い私はお導きにより御救いをいただきましたが、無神論者の夫は未だに療養生活を続けております。父は無信仰者でこのお道に大反対でございます。夫の家も私のほうも分家で同じ花菱の家紋で番地まで四三〇番と同じです。それに見合いの日の朝病弱であった私の本家の祖母が死亡し、私は顔半面に腫れものができ、見合いがすむと急に治りました。また私の最初の喀血は本家の法要の日であったことなども、なにか、かかわりがあるようで、霊術者の話では前世の仇同士の間柄であるとのことです。
私は夫を愛情のないままに、あくまで待つべきなのでしょうか。父は離婚を勧めますが、夫が承知しないのです。明主様が申される時の来るまで、お道のためにもならぬままに、じっとしていて良いものでしょうか。私のとるべき道および、夫の家にまつわる因縁などを御教示くださいませ。
【 明主様 】 いろいろ複雑な霊的因縁があるが、そういうことは、忘れるようにして考えないほうがよい。ただ神様にお任せするとともに、よくあなたの希望を神様に心でお願いするとともに、できるだけ支部か分所へお参りして、光明如来様にお願いするのがよいのである。そうして反対者がある場合、御神書または新聞、雑誌などを読んでもらうようにするのが一番よいのである。しかしこれも無理ではいけない。よいチャンスを狙ってそうすればよい。
右のようにすれば、必ず神様があなたの希望の通りに取り計らってくれるから心配の要はない。
「『地上天国』二十一号、岡田茂吉全集講話篇第五巻p」 昭和26年02月25日