昭和二十六年一月二十五日 地天20 「教えの光」(4)

――言霊学の起源について。

 この学問は二千数百年以前からあった。天津祝詞のできたころである。その後断絶したのを、かの有名な本居宣長翁が再興して、七十五声の言霊を解剖し、一々の活力を解説したのである。その後静岡県清水市美保神社の宮司長沢雄楯師が宣長師の言霊学を基本として、いっそう深いものとしたのを、大本教教主出口王仁三郎師が弟子となって学ぶとともに、より高いものとしたのである。ところがそれを私は出口先生から教えられるとともに、私独自の言霊学を樹立したのである。いずれ余暇ができたら言霊のなんたるかを解くつもりである。

「『地上天国』二十号、昭和二十六年一月二十五日、19510125、岡田茂吉全集講話篇第五巻p」 昭和26年01月25日