〔 質問者 〕以前「他に大乗であると同時に、みずからにも大乗であらねばならぬ。みずからに小乗的であると、拘束されて働きが狭まり力が出ぬ」と御教えいただきましたが、みずからに大乗ということにつき、詳しく御教えいただきとうございます。
大乗に偏ってもいけないとともに、小乗に偏ってもいけない。小乗は経で、大乗は緯であるから、十字に結ばれればよろしいので、時 地 所位に応じ、千変万化することである。これが伊都能売の働きである。これは私の著書にいろいろ書いてあるから、よく見れば判るはずである。
「『地上天国』十八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年11月25日