昭和二十五年十一月二十五日 地天18 「神智の光」(3)

〔 質問者 〕御論文に観音信仰は大乗宗教なりとございます。「光明世界とは善人が栄え悪人の亡びる世界である」とも御教えいただいております。大乗に則って信仰いたしますと、悪にそまりやすい凡人の常として、審判の時を乗り越えさせていただくべく、御布教の面と日常生活の両面におきまして、なにを基準に善悪を判断いたすべきでございましょうか。御教えをお願い申し上げます。

【 明主様 】 大乗には悪は決してない。小乗には往々悪があるから注意すべきだ。ただ大乗は一時的悪に見られやすいだけであるが、結局は善になる。大乗小乗については、私の著書に随所にあるから、注意してよく見れば会得できるはずである。

「『地上天国』十八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻p」 昭和25年11月25日