昭和二十五年十一月二十五日 地天18 「神智の光」(14)

 〔 質問者 〕一家全部入信、御神体を御奉斎させていただいております青物商の信者でございますが、私の家と隣の家と一つの地所内に井戸があり、その井戸は隣の家の台所の下でその上を人が歩いております。現在、その井戸から鉄管を引いて五、六戸で共同使用いたしておりますが、そのままでよろしいものでございましょうか。商売のほうはしだいに悪くなり、最近は非常に逼迫しておりますが、右と関係がございましょうか。

 たいした関係はないから、気にしないほうがよろしい。商売がうまくゆかないのは信仰が間違っている点と、勉強が足りないからとである。

 このことについて、参考になることがある。それは新潟のある八百屋さん、自然農法で野菜を作っており、それを店で売ると非常によく売れる。なにしろ、味がよいので遠くから買いに来るそうだ。それで他の八百屋は晩まで商売しているが、この八百屋さんは、明るいうちに売り切れてしまう。お客さんが言うには、こんなおいしい野菜は他にないから、いくら高くてもいいからとっておいてもらいたいと言うそうである。

「『地上天国』十八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年11月25日