昭和二十五年十一月二十五日 地天18 「神智の光」(10)

〔 質問者 〕(一)H・N(三三)は八年前中国に出征中糧秣運びに使った中国人に酒を飲ませたところ言うことを聞かなくなり、激昂のあまり左胸を銃剣で貫き、死体を池に蹴り込みました。それより左肺の痛みを覚え、内地に送還され、左右肺結核および喉頭結核になり、苦しんでおりましたところ、このお道を聞き、二四年三月入信しましてからは声も出やすくなり働いておりましたが、最近、また左肺の痛みに苦しんでおります。殺した中国人の姓名も、殺した日も場所も覚えていないそうですが、このような人の供養はいかがすればよいのでしょうか。お教えくださいませ。

(二)仏様のお線香は、どうして二本立てるのでございましょうか。

(三)一五年以前より咳をすると三〇分くらい止まらないほどの喘息で苦しんでいた老母、本年八月より御浄霊を受けておりますが、いまでは五分くらいで咳が止まるようになりました。本人は生まれつき、寺詣りと仏様を拝むのが嫌いでしたが、浄霊を受けるようになってからは、仏壇に線香を立てるようになりましたが、その匂いだけではたまらなくなり、一日三本以上食べないと気がすまないそうです。線香はもんで屑にして食べておりますが、いかなるわけでございましょうか。

(四)四八歳の男、子供のころから神仏にお参りするとアクビが出ます。二三年入信以後大光明如来様を御奉斎させていただき、熱心にお手伝いしておりますが、いまでも神仏に、祝詞、善言讃詞、御讃歌をお上げすると、アクビが出て、満足にお勤めできません。いかなる因縁でございましょうか。

 (一)供養しなくてもよろしい。できるだけ御神書を拝読し浄霊を続ければ治るはずである。

 (二)線香は別に二本とは限らない、一人一本ずつ立てればよろしい。

 (三)これは副守護神が好むからで、よく子供に多い癖である。これも信仰が深くなれば自然と治るものである。

 (四)元来欠伸とは霊的浄化で欠伸すなわち悪霊で、霊の曇りがアクビによって発散するのである。祖霊のうちに力のあるものがいて、浄化をしてくれるのであろう。結構である。しかしこれは、年限が経つと自然に治る。

「『地上天国』十八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年11月25日