昭和二十五年十月十五日 地天17 「叡智の光」 (15)

〔 質問者 〕昭和二三年入信いたしましたY・H(二七歳)二三年二月ごろより腰椎カリエスにて四月より御浄霊をいただき、二四年二月より膿が出始め、現在まで続いております。夏ごろ一時結核症状で衰弱いたしましたが、御浄霊により元気を取り戻しております。主人Mも昨年七月入信いたし御神体もお迎えさせていただいております。四歳になる子供がありますが、本年一月ごろより大人も及ばぬような大鼾をかいて寝るようになり、そのころから食欲が減り遊ばなくなり、しだいに衰弱が増すので集会所に御浄霊に通っておりましたが、一度迷いまして三月一七日より一週間医者に行きましたところ、急に痩せ衰えましたのですぐやめ、その後は真剣に御浄霊をいただくようになりましたが、一進一退でだんだん衰弱し、ただいまでは文字通り骨と皮でございます。食物は常に偏り、鯖の頭、小豆、チョコレートなどで、野菜類はぜんぜんいただきません。先日Mさんが夢を見まして、硫黄島で戦死いたしました主人の弟が、子供を連れて行こうとするところを危く止めたそうです。またY・Hさんの父は現在の妻(主人の母)で三度目であります。その間にできた三人の子供は生存いたしております。一度目の妻は二子を残して死亡、二度目の妻は一子を残して死亡しております。Y・Hさんは二度目の妻の子であります。一度目の妻の長子が一〇年ルイレキでなくなり、その弟が一七年結核でなくなり、二〇年に主人の弟が硫黄島で戦死し、その弟が二一年、満州より復員後、腰椎カリエスで一〇カ月の患いで死亡いたしました。三度目の妻の祖母は老衰にて一二年に死亡、母は二四年、同じく老衰にて死亡し、現在の家に移りまして一五年になりますが六人死んでおります。Y・Hさんの父と三度目の妻との間の三人の子供のうち二番目の子供が(一九歳)五年前より癲癇になり、一日に二、三回軽い発作が起ります。二年前より入信し、集会所で御奉仕させていただき、熱心に信仰し、元気になり感謝いたしておりますが、発作は変わりません。この病人の祖父は縊死しております。また教導師の人が泊りました晩、なにかに胸を抑えつけられたそうです。

 右のことと子供の病気、癲癇と、いかなる関係がありましょうか。

 この一家は霊的に非常に罪穢が溜まっている。従って、この家の主人公がよほど熱心に信仰して人助けをし、徳を施し、罪穢を軽減しなければ救われない。かつ御夫婦とも御神書をできるだけ読むことである。『信仰雑話』中の「夫婦の道」というところをよく読むとよい。

「『地上天国』十七号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年10月15日