〔 質問者 〕私は去る一二日より御書体から無数の光の文字が出るのを判然と見させていただくようになりました。その御書体の中で「真善美」の御額が一番お光が強く見えますが、この御額は五年前ある信者がいただいて表装もでき、お祭りするようにまでなって死んでしまいました。それをまたある教導師がいただきお祭りする直前死んでしまいましたので、それを私がいただきお祭りしているのです。やはり御書体をいただいてお祭りするには、ある程度浄化された者でなければいけないでしょうか。
書体の字の意味によって種々になるのである。以前ある弟子に「如意」の字の書を与ったところ、落としてなくしてしまった。この字はふつうの人には良すぎるためにそうなったので、それ以来、「如意」という書は与えないことにした。
「真善美」の書はだれがいただいても差し支えない。これをいただいたために死んだのではないので、死ぬべき運命になっていたのが、それをいただいて霊的に救われたものと解すべきである。
「『地上天国』十六号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年08月15日