〔 質問者 〕井戸を掘る方位はどこがよろしいでしょうか。また、井戸を掘った場合、水の出る出ないはその家の主人と霊的に関係がありましょうか。
井戸は 坤 がいいんです。主人の居場所から艮、鬼門は火と水、坤の裏鬼門は水と石ですね。そこで裏鬼門の方に水と石を置いとくと非常にいいんです。物質、金銭、財物なんてものは坤から来るんですからね。その反対に艮のほうは浄めなくちゃいけませんね。霊的な病気は艮を浄めると健康になることがよくありますよ。鬼門からは清浄な、いい霊気が来るんで、悪霊が弱るんです。だから、私がいま経営してるのは、鬼門に当たる山に会館ができるし、裏鬼門は水と石だからそういうものをこしらえてるんです。そこにはすばらしい溪流があって、よく調べたら実にたいしたものなんで熱海耶馬溪って名前をつけましたがね。そりゃあ、なんとも言えぬすばらしさですよ。ちゃんと神様がとっておいてくださったんですね。溪流の両側は岩だから水と石と兼ね備わってるんです。そういうふうに「惟神」によくできてるんですよ。できあがればたいした名所になりますよ。
(『御光話録』一〇号[第二巻二五一頁]参照)
それから井戸を掘って水の出る出ないはその家の主人に大いに関係ありますよ。物質に恵まれる人は水が出るんで、こういう人は徳を持ってる人ですね。徳のない人は出ないし物質も恵まれませんよ。これは相応の理でしかたがないんです。
〔 質問者 〕金もそうでございましょうか。
金もそうです。徳のない人は決して金を掘り当てませんよ。あらゆるものはそうですが、金は特にそうですね。金山ってものは、いくら掘っても出ないのに、人が変わると急に掘り当てることがよくありますよ。これもそういう理屈ですね。
「『御光話録』十八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年04月23日