昭和二十五年四月二十三日 『御光話録』十八号(33)

〔 質問者 〕七四歳の男、半年くらい前から便意を催しても出にくく、医師は直腸癌だと申します。御浄霊でお救いいただけましょうか。

 便の出が悪いのは、直腸の所の大便の通る道がせまくなり、通りが悪くなってるからですよ。そんな場合医師は下剤や浣腸をしますが、これはあまりよくありませんね。こんな人の直腸は線香のように細くなってますから、ちょっと手間がかかりますよ。癌と言うけど、たいていは毒素が直腸を圧迫して、こういう状態になってることが多いんですよ。直腸癌だと医者は手術してその癌の所を切り、横腹に孔をあけて人工肛門をつけるんですが、しかし便がなんの予告もなしに排泄されるんで、先をおしめでくるむんですよ。それに、腸は露出すると死にますからね、露出しないように始終しっかり縛っておかなくちゃならず、そのうえプウプウガスが出たり便の臭いがとてもくさくて、実に悲惨なもんですよ。あの手術の結果はだいたいそういうふうになりますね。癌だって言っても、本当の癌はめったにありませんからね。そういう人の臍から横腹にかけてきっと毒結がありますからそこをよく浄霊して、それから腎臓をよくやることですね。腹の固まりは腎臓から来ますからね。浄霊すれば直腸癌もたいてい治りますよ。

「『御光話録』十八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年04月23日