昭和二十五年四月二十三日 『御光話録』十八号(24)

〔 質問者 〕子供の性質や容貌が父母のいずれかに似たり、またいずれにも似ない場合がありますのは、いかなるわけでしょうか。

 これはやっぱりそのときによりますね。例えば、妊娠中に母が家の中で父とよく会っているときは父の顔に似ますが、父が外に出てたりしていないことが多いと、始終母のそばにいる人に似てくるんです。妊娠中、美人の絵や偉い人の画像をよく掛けますが、やはり始終見てると似てくるからですね。だから胎教で母が美人の顔をいつも見てると生まれてくる子は美しいって言うのは意味がありますよ。妊娠中に『信仰雑話』や『地上天国』を読むのは非常にいいですね。それが子供の魂に影響して心のいい子ができますよ。まあ、たまには親父が「この子は自分の子のはずだが、ちっとも自分に似てない、どうも変だ」なんてこともありますがね。(爆笑)

「『御光話録』十八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年04月23日