昭和二十五年四月二十三日 『御光話録』十八号(22)

〔 質問者 〕賢い子供は早死にすると申しますが、これは霊的原因がございましょうか。

 まったくこの通りですね。「この餓鬼、死んじまえ」なんてのはなかなかくたばらないんで(爆笑)よくできた惜しいのに限って早死にしますね。これはこんなふうに考えられますね。霊が霊界へ行っても淋しくてたまらず、だれか一人相手が欲しいときに心のいい人にかかるんですよ。心の悪い人は素直じゃありませんからね。素直な人にかかったほうが目的を達しやすいんで、そのためにかえって性質のいいほうを殺し、しようのないような子が残るってことになるんです。また、大事ないい子はちょっと具合が悪くてもすぐ医療を加えるから、それで弱くなるんですよ。この点は大いにありますね。だからこの信仰に入って病気や薬のことが判ってくると、こんなことはなくなりますね。それから親に徳がないためのこともあるんですよ。祖先の一人が生まれ変わってそのいい子になっていて、その子が親の罪を背負って霊界に行くこともあるんです。ほかにも原因はありますが、たいていはいま言ったようなことですね。

「『御光話録』十八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年04月23日