〔 質問者 〕御浄霊を受けるときはあくび、げっぷなど出ませんが、御浄霊させていただくと出る人があります。これはいかなるわけでしょうか。
まったくおかしいな、ふつう受ける人が出るんですがね。これ、アベコベに書いてんじゃないですか。
〔 質問者 〕いえ、その通りなのでございます。
ほう、じゃ引き受けるんですね。こっちへ移るんですよ。相手の病気を引き受ける人と引き受けない人とありますからね。これは日の系統の人と月の系統の人との相違なんです。
〔 質問者 〕その場合、引き受けてはその人の体に悪いということはないでしょうか。
まあ、あくびくらいならいいけど、引き受け方が重いと悪くなりますね。あの「ひとのみち」の御木徳一のほうがそうなんですよ。あれは人の病気を引き受けるんですから。
〔 質問者 〕その引き受けるってことを科学的に説明いたしますと、どういうことになりましょうか。
月の系統だから水素で洗うんですよ。相手の病人に徳一の霊が行ってその穢れを洗うから、こっちも穢れるんですね。ちょうど、洗濯するのと同じですね。
〔 質問者 〕それで相手の毒素はすっかりとれるのでしょうか。
すっかりとれる場合もあれば、半分とれることも、三分の一とれることもあるんです。だからだれの病気でも治るってわけじゃなくて、中には治らないのも出てくるんです。御木さんのを徳光さんがやったときには、御木さんの喘息の毒をすっかりとっちゃったんですが、その代わり徳光さんのほうが一カ月も苦しんだわけです。そういうタチの人は何回も人の病気を引き受けてると、神様のほうへお振替しなかったら苦しくて死んじゃいますよ。
〔 質問者 〕神様と申されますと、どの神様でしょうか。
月の系統の親分ですよ。
〔 質問者 〕素盞嗚尊でしょうか。
ええ、素盞嗚尊……ってより月読尊ですよ。月のほうで治す、水で洗うんですからね。私のほうは火で焼くんです、火素ですからね。
〔 質問者 〕そういたしますと、こんなお伺いもなんでございますが、月読尊は毒だらけになりはしませんでしょうか。(笑声)
そりゃあ、御木徳一だったらそうだけど、月読尊ってのは一流の神様でぜんぜん神力が違うんですからね、そんなことはありませんよ。
〔 質問者 〕その場合引き受けた毒はどうなりましょうか。
最後はやっぱり太陽ですよ、火素で焼くんです。
〔 質問者 〕このお道の信者になれば、そういった引き受ける人もだんだん治りましょうか。
だんだん治りますよ。……しかし、あの金田徳光って人は偉い人でしたよ。けど、警察ではとても悪く見てさんざんつけ狙ったもんだから、どうすることもできませんでしたがね。いま生きてりゃたいしたもんですよ。非常な神力を持った人でしたがね。