昭和二十五年四月八日 『御光話録』十九号(6)

〔 質問者 〕二一歳の男(一昨年八月入信、両親はその前年入信)本年二月御面会に参上、礼拝の御讃歌奉唱中に霊が浮いたような状態になり、以後浄霊を嫌い、御浄霊しようとする両親に乱暴をし、なにかとお道に反対いたします。この場合、強制的にでも浄霊してよろしいでしょうか。

 これはね、無理にやっちゃいけないですよ。当分うっちゃらかしておいたほうがいいですよ。これは狐が憑ってるんですからね。狐が苦しいから反対してるんですよ。
  

〔 質問者 〕それに、祖霊が憑いているらしく、両親に対し非常に差し出がましい態度をとりますが。

 ええ、同化霊でしょう。……邪魔があるってのも、その家に罪穢れがあるから、狐なんかが邪魔できるんですからね。時期ですよ。できるだけその家の人が善根を積むことですよ。その徳によってだんだん穢れが取り除かれると霊が邪魔しようとしても手も足も出なくなりますからね。
  

〔 質問者 〕先日も母親を鋸で打ん撲ったり、木剣で叩いたりいたしました。

 ほう、やはり霊が苦しいんですよ。

「『御光話録』十九号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年04月08日