昭和二十五年三月三日 『御光話録』十九号(7)

〔 質問者 〕某地方某町の烈風中の大火の折、一七軒消失の中一戸だけは焼け残りました。そのときその家の人がマジナイとして婦人の赤い腰巻を屋敷稲荷にかぶせ、もう一枚を竿の先に結びつけ屋根の上で狂気のごとく振り回していました。これは焼け残ったことと関係ありましょうか。(爆笑)

 こういうことはよくあるんですよ。けど、まあこれはちょっと判りませんね。おそらく稲荷が手伝ったんでしょうね。しかし、こういうのはあまり信じないことですよ。チッポケな火事ならいいけど、すばらしい火事だったら腰巻くらいじゃあねえ。(爆笑)

 マジナイってものは昔からいろいろありますがね、けど医学なんかよりたしかでしょうね(笑声)。なぜって……効果のあるほうが科学ですからね。(笑声)

「『御光話録』十九号、19500613、19500303、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年03月03日