昭和二十五年二月二十八日『御光話録』十七号 (6)

〔 質問者 〕賭け事などはいかがでしょうか。

 賭け事は損した人が苦しむんだからいけせんね。ま、宝くじくらいはいいでしょう。それから、株もいいけど、相場のために株をやるのはいけませんね。投資として、余ってる金を投資してその歩合をもらうことは差し支えありませんがね。

 競馬や競輪なんかは賭け方がいまのやり方と違ってくるでしょうね。例えば、入場料をもっと高くして、馬なら馬に札を入れてそれが当たった場合に賞金がもらえる……というふうになるでしょうね。こういう方法なら当たらなくてもたいして損はしませんからね。捨鉢的な気持ちなんかはそういう悪いことをするからなるんです。だから昼の世界になれば、要するに邪悪が減ってくるんです。人間には投機心や競争心があるんだから、それをいいほうへ向けることが必要なんですよ。

「『御光話録』十七号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年02月28日