昭和二十五年二月二十八日『御光話録』十七号 (4)

〔 質問者 〕恵方詣りには大将軍を避けるようですが、大将軍についてお伺い申し上げます。

【 明主様 】 大将軍ってのは国常立尊の息子で、ま、長男ですね。〇〇教は大将軍が神懸ったと言われてますが、それに違いないでしょう。大将軍は神代のころはあまり性質がよくなかったんです。いまで言うドラ息子的だったんで、親父から勘当されてしまったんです(笑声)。しかし、後になって改心していいことをしようとして開いたのが〇〇教だということですね。〇〇教ではこのことを知ってるかどうですかね。まあ、知っていたって言わないでしょうね、値打ちがさがっちゃうから。(笑声)

 で、大将軍ってのは国常立尊のあととりだから、やっぱりおっかないほうの神様なんです。国常立尊は始終私を守護してくれてますし、それからまた、観音様の御本体は国常立尊ですからね。だから邪神どもが怖がって世に出ないようにしてるんですよ。新聞なんかがさかんに観音教を悪く書き立ててるのもこのためなんですね。そしてまた、いままで鬼門が悪いと言われてたのも同様の意味ですよ。

  

〔 質問者 〕大将軍の方角は三年ずつとか申しますが。

【 明主様 】 いや、一年でしょう。

  

〔 質問者 〕朝鮮や支那でも大将軍ということを申すようですが、これは同じでしょうか。

【 明主様 】 ええ、同じですね。